歯が抜けた時の治療法 | Category: 医院からのお知らせ | 名古屋市天白区の歯医者さん「木崎歯科醫院」

診療案内

24時間受け付け中!ネット予約はこちら

《午前》9時30分~13時 《午後》14時~19時30分
休診日:木・日・祝(祝日のある週は木曜診療)

木崎歯科医院ブログ

歯が抜けた時の治療法

歯が抜けた時の治療法にはブリッジ、入れ歯、インプラントがあります。中にはそのまま放置という方もみえるかもしれませんが、それだけはおやめくださいね。なぜなら、抜けた歯の隣の歯や噛み合っている歯が動いてしまい、その結果、噛み合わせがズレて顎関節症や歯周病、虫歯の原因になるからです。

 

 

 

 

 

 

抜けた場所と抜けた本数で治療法が違う理由

■1本の歯が抜けた場合
抜けた歯の両隣に歯がある場合にはその歯を土台(支え)にしてブリッジを選択することができます。1本が抜けた時は両隣の歯をそれぞれ削って被せ物にして3本の歯を作ります。それがブリッジです。ブリッジのメリットは入れ歯のように取り外しが不要なこと、インプラントのような骨を削るという手術がないことです。1本の歯が抜けて入れ歯にする人はほとんどみえませんが、小さい入れ歯の場合は誤飲の危険性もあるのでご注意ください。

ところで、1本の歯が抜けてブリッジにする場合に我々歯科医も患者さんも大変悩むことがあります。それは、両隣の歯が自然の歯の場合です。つまり、被せ物が装着されていない健康な歯の場合です。健康な歯は削るとそうでない歯に比べるとどうしても寿命が短くなります。その理由については別の機会に解説しますが10年は短くなるというデータもあります。
このような場合にはインプラントも治療の選択肢になります。インプラントのデメリットは前述のように骨を削る手術があることですが、健康な歯を削らなくても良いというのが最大のメリットです。

 

 

 

 

 

■2本以上の連続した歯が抜けた場合
1本の歯が抜けて両隣の歯を土台にしてブリッジにすると、土台の歯が虫歯や歯周病になりやすくなります。また、抜けた歯1本に加わる力を両隣の歯が受け止めるため、その歯に過重な負担が加わり歯や歯根が割れて抜歯に至ることもあります。その結果、歯が連なって抜けることになります。このような場合、抜けた歯の後方に歯があればその歯と抜けた歯の前にある歯を土台にしてブリッジを選択することもできます。ただし、2本の抜けた歯を2本の土台で支えることは歯への負担が大きすぎるため、2本の歯が抜けた時の土台は3本以上あることが望ましいです。患者さんとしては2本の歯が抜けた時に2本の土台でブリッジにされたいと思われるでしょうが、土台の歯への負担過重によって歯や歯根が割れると3本、4本と次々と歯が抜ける負のサイクルに陥ります。そのような理由から入れ歯とインプラントも選択肢となります。

まとめ

歯が抜けた時の治療法は抜けた部位、本数、残っている歯の状態、そして患者さんの希望など様々な条件を考慮して選択する必要があります。どの治療をお選びいただくとしても歯科医師からの説明をよく聞いていただき十分に理解していただく必要があります。気になることがあればどんなことでもご質問ください。

< 医院ブログトップ >